肩こり、肩関節痛の説明ページです
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【肩こりとは?】
日本整形外科学会では、肩こりを「肩こりとは、肩から頚部(くび)にかけての筋肉に感じる不快感(痛み・張り・重さ)であり、日常的に多くの人が経験する症状の一つ」と定義しています
具体的にはに首から肩、背中の上部にかけての筋肉(とくに僧帽筋や肩甲挙筋)に感じる張り、こわばり、重だるさ、または痛みなどの不快な症状のことを指します
【肩こりの主な症状】
・筋肉の張り・こわばり感
僧帽筋、肩甲挙筋、頚部の筋肉が硬く緊張したように感じる。押すと固く、しこりのようになっていることも
・重だるさ・圧迫感
肩や首のあたりが「重い」「鉛のよう」「乗っているよう」と表現される
・痛み(鈍感・締め付け感)
ズーンとした持続的な鈍痛や、締めつけられるような感覚がある。筋膜やトリガーポイントが関与している場合もある
・首や肩の可動域制限
肩を上げたり、首を回したりすると痛みや引っ掛かりがあり、可動範囲が狭くなる
・頭痛(緊張型)
頭の後ろ〜こめかみにかけて締めつけられるような痛み。肩こりが誘因となることが多い
・吐き気・めまい
重度の肩こりや頚部の血流障害で、吐き気・ふらつき・目のかすみを感じることがある
・腕や手のしびれ・脱力感
肩こりが慢性化すると、全身の疲労感や不眠、集中力の低下など、生活の質に影響が出る
・疲労感・集中力低下
肩こりが慢性化すると、全身の疲労感や不眠、集中力の低下など、生活の質に影響が出る
他にも加齢や活動量の低下が原因による筋力低下や、前かがみ、猫背、ストレートネックといった姿勢の変化、頚椎の可動性低下による神経圧迫、スマホ首やPC操作が原因となる生活や環境の変化等があげられます
【肩こりの主な原因】
1.頚椎症
加齢や姿勢不良により、決意が変形・狭窄する疾患
首から肩・腕にかけてのこりや痺れが起こります
2.頚椎椎間板ヘルニア
椎間板が飛び出して神経を圧迫する疾患
肩こりだけでなく、腕のしびれや脱力感が出ることがある
3.四十肩、五十肩(肩関節周囲炎)
肩関節の周辺組織に炎症がおこっている状態
肩こりのような違和感から始まり、夜間痛や腕が上がらなくなる等の症状が認められる
4.高血圧・動脈硬化
血流が悪くなることで肩こりを感じることがある。
特に首・肩に重だるさを感じるタイプに多い
5.心臓疾患(狭心症・心筋梗塞)
左肩や背中に「放散痛」として肩こりを感じることがある
胸の痛み・圧迫感を伴うことも
6.胆石、肝臓疾患、膵臓疾患
内臓の問題が、反射的に肩や背中に痛みを引き起こす(関連痛)
特に右肩や右背部に出ることが多い
7.自律神経失調症、うつ病
精神的ストレスや自律神経の乱れが、筋肉の緊張を引き起こす
頭痛・めまい・倦怠感も伴うことがある
8.眼精疲労、視力低下
長時間のスマホ・パソコン使用などで、目の筋肉が疲労し、肩こりが起こる
特に首〜肩〜後頭部にかけてのこりが強い
9.顎関節症
噛み合わせや顎の筋肉の緊張が、首や肩に影響することがある
【肩こりによる「頭痛・めまい・しびれ」は要注意】
肩こりに関連して現れる「頭痛・めまい・しびれ」は、単なる筋肉疲労とは異なり、脳や神経、血管系の病気が背景にある場合もあり、特に高齢女性では注意が必要です。
以下にそれぞれの症状と、その原因、考えられる疾患、危険な兆候を詳しく解説します
【慢性的な肩こりの原因】
肩こりが続く、慢性化する由には、身体的・生活習慣・心理的・病気の影響など複数の要因が複雑に絡み合っています。以下に主な原因をわかりやすく分類して解説します。
①姿勢の癖、生活習慣の影響
・猫背、前かがみ姿勢:デスクワークやスマホ操作で頭が前に出る姿勢が長時間続く
・同じ姿勢の継続:長時間の座りっぱなし、運転、家事で肩・背中の筋肉が常に緊張
・運動不足:血行不良や筋力低下を引き起こし、肩こりを悪化させる
②筋肉の緊張・血流障害
・筋肉に疲労物質(乳酸など)が蓄積し、血流が悪くなり慢性的な緊張状態に
・肩周囲の血流障害は、酸素や栄養の供給が低下し、こりや痛みを感じやすくなる
③心因性(ストレス・不安)
・精神的ストレス:自律神経が乱れ、血管が収縮して筋肉が硬直する
・睡眠不足:回復力が落ち、こりや痛みの感受性が高まる
④加齢や身体の変性
・筋力低下:特に肩甲骨周りの筋肉が衰えることで肩を支えにくくなる
・骨・関節の変性:頚椎症や関節の変形などで神経や血管が圧迫されやすくなる
⑤別の疾患が関係している場合
・頚椎症:首の骨が変形して神経圧迫。しびれや頭痛も伴う
・椎間板ヘルニア:頚椎の椎間板が飛び出して神経を圧迫する
・四十肩・五十肩:肩関節周囲の炎症。肩の可動域制限も
・狭心症・心筋梗塞:肩から腕への放散痛として現れることもある(特に左側)
【整体院あおりはが実施する肩こりへのアプローチ】
肩こりに対する特別なアプローチというよりも肩痛や頸部痛、顎関節痛、腰痛等も含めたアプローチになることがほとんどになります。あくまで個別性の対応という形になりますので、上記に記載したように様々な原因が考えられるため、ひとつずつ評価できるものはしていき、より良い反応を引き出せるようなアプローチを心掛けています
①筋膜リリース
筋膜(筋肉を包む膜)を含む皮下組織の癒着や硬化を手技で緩め、可動域と血流を改善する手法です。主に 血行促進・筋肉の柔軟性回復・痛みの緩和を目的としています
②関節モビライゼーション
肩甲胸郭関節・頚椎・胸椎の関節に対して、軽度〜中程度の可動性を与えることで神経や筋肉の過緊張を緩和します
可動域の改善・神経圧迫の軽減・姿勢補正を目的としています
③姿勢調整・運動療法の併用
骨盤~頚椎にかけてのアライメントを調整し、姿勢習慣と筋力のバランスを整えます
再発予防・根本改善・代償動作の解消を目的としています
【まとめ】
長文になりましたが、腰が痛いと一言で言っても、様々な原因が考えられ、〇〇すれば治るということはありません
今のお身体の状態をしっかりと評価させていただき、痛みが軽減、消失するように援助できればと考えております
初回は1000円でご利用いただけますので、是非ご検討くださいませ