はじめに
最近、
・夜中に目が覚める
・朝から疲れている
・眠っても回復しない
・めまい・動悸がある
・急に汗をかく
そんな症状はありませんか?
実はこれらは、「年齢のせい」ではなく
自律神経機能の乱れ
によって起こっている可能性があります!
最新研究でわかったこと
2026年の日本人女性を対象とした研究では、更年期症状の約26%に睡眠障害が併発していることが報告されました。
→日本の働く女性における更年期障害の診察率、併存疾患、処方:全国規模の行政保険請求データベースを用いた記述的研究 - ScienceDirect
さらに、冷え症女性では睡眠中も交感神経(緊張モード)が高いことが判明しています。
→低温環境が冷え性女性の睡眠および自律神経活動に及ぼす影響 | CiNii Research
つまり、「寝ているのに身体が休めていない」状態です。
なぜ自律神経が乱れるのか
本質原因
多くの方は「ストレス」と考えます。しかし臨床的にはもっと複雑です。
① 呼吸機能低下
猫背になると、横隔膜が動かない、呼吸が浅くなる等の症状が認められます。
その結果、交感神経優位になります。
② 首・胸郭の硬さ
首や肋骨周囲が硬くなると、血流低下、神経の圧迫、睡眠の質低下が起こります。
③ ホルモン変化
更年期ではエストロゲン低下により、自律神経不安定、体温調整異常、発汗異常が起こります
症状セルフチェック
以下が3つ以上当てはまる場合は注意が必要です。
簡単なセルフチェック
・朝から疲れている
・夜中に目が覚める
・手足が冷える
・動悸がある
・呼吸が浅い
・肩こり・首こりが強い
・めまいがある
・天気で体調が変わる
最新治療(2025〜2026)
■ 医学的治療
現在の自律神経に対する治療としては以下が用いられています。
・睡眠薬
・漢方
・ホルモン補充療法(HRT)
*特に更年期では漢方使用率が高いことが報告されています。
→日本の働く女性における更年期障害の診察率、併存疾患、処方:全国規模の行政保険請求データベースを用いた記述的研究 - ScienceDirect
しかしながら、薬には重要な問題があります。
薬はあくまでも「症状抑制」であり、「神経機能の正常化」ではないということを理解しなければなりません。
ようは薬を飲む=症状が治ったわけではないという事です。
大切!理学療法士が考える“根本改善”
① 呼吸再教育
自律神経改善の鍵は「横隔膜」です。
深い呼吸ができると、
・副交感神経活性化
・血流改善
・睡眠改善
が起こります。
② 胸郭・頸部アプローチ
整体・リハビリで
・肋骨
・首
・背骨
の可動性を改善すると、神経系が安定しやすくなります。
③ 姿勢改善
猫背は
・呼吸低下
・脳疲労
・慢性緊張
を引き起こします。
整体が有効な理由
整体というと、「骨を鳴らす」そんなイメージを持つ方もいます。
しかし整体本来の目的は、神経・呼吸・循環を整えるための手段です。
なので痛みをだすような押し方や筋肉への圧迫、関節の動かし方は当院では基本的には実施しません。
当院で行うこととしては以下5つの介入を実施しています。
・呼吸評価
・姿勢分析
・胸郭可動性改善
・頸部アプローチ
・自律神経調整
さいごに・・
睡眠障害・更年期・自律神経不調は、「別々の問題」ではありません。
実際は、
・呼吸
・姿勢
・神経
・ホルモン
が連鎖した結果です。
まとめ
「眠れない」は睡眠の問題ではなく、
“身体全体の機能低下”かもしれません。
当院では理学療法士の視点から、
・姿勢
・呼吸
・自律神経
・血流
を総合的に評価し、根本改善をサポートしています。
